器械は定期点検をし校正しますが、一定期間毎に点検を行うほうが安心して使用できると思います。
なので、ここでは、トータルステーション(光波)の点検方法について書いていこうと思います。

TS(トータルステーション)の前方約30m～50mに目標点Aを設け、正位の状態(いつも使う状態)でAを視準します。

TSの後方にスケール等を設置します。望遠鏡を反転して、反位の状態でスケールを視準し値(B値とします)を読み取ります。

TSを反位のまま、再び目標点Aを視準します。

再び望遠鏡を反転して正位の状態にしスケールを視準し値（C値とします）を読み取ります。

Bを視準し0セットし、Cを視準します。そしてその角度を読み取ります。その角度が20″以内であればO.Kになります。

約100mの距離をとれる平坦な場所にてA、Bの2点間を10回測距し平均値を求めます。

AB間の直線上の中央CにTSをセットします。

AC間とCB間を10回測距し平均値を求めます。
平均値ABと平均値CA+CBの差を求めます。この差をKとすると、K=AB-(CA+CB) 。
Kが5mm以内であればO.K。（ただし、K値は器械によって異なるようです。）